プロフィール · Samy Guediche(CPU)
30年のキャリアが培った耳を、あなたのトラックに
Samy Guediche(CPU)は、100曲以上のリリースを形づくってきた判断力を、あなたのミックス、学び、そして音楽制作のツールに注ぎます。

2002年〜 · CPU | Nutek Records 共同創設者 | 世界500公演以上 | 100曲以上 · 25以上のレーベル | IDPS Tokyo 共同創設者
原点:エンジニアの思考と、音楽家の耳
スイス生まれのSamy Guedicheは、1980年代、12歳で音楽制作を始めました。その後、スイス連邦工科大学ローザンヌ校(EPFL)で科学を学び、音楽に専念するため卒業を待たずに大学を離れます。
理系の思考は、今も彼の中に息づいています。音をひとつのシステムとしてまず理解し、最後は耳で仕上げる。それが彼のスタイルです。
1991年にはAtari 1040STとAkaiのサンプラーを手に入れ、シーケンス、サンプリング、そしてゼロからのトラック制作を身につけました。
カリフォルニア、1994年
1994年にカリフォルニアへ移り、ウェストコーストのラップやR&Bのプロダクションに携わります。キックとベースの関係がトラックの成否を分ける世界でした。そこで得た感覚は、のちのサイトランス制作にそのまま生きています。
サイトランスとの出会い、1999年
1999年、Burning Manとサンフランシスコのコレクティブ CCC を通じて、サイトランスに出会います。催眠的なエネルギー、サウンドシステムの迫力、そして緻密な音作り。その魅力に引き込まれ、以来サイトランスが活動の中心となっています。
CPUと3D Vision時代
2002年にCPU名義での活動を開始。同年、トリオ Biodegradable のデビューアルバムがAcidance Recordsからリリースされました。2003年には3D VisionからCPUのデビューアルバム『Central Processing Unit』を発表。Beatportはこの作品を「サイトランスのサウンドを変えた」と評しています。続いて、同じく3D Visionから2作目『Computer Error』をリリースしました。
これまでに3D Vision、Flying Rhino、Hadshot、Dragonfly、Acidance、Phantasm、Spectral、Space Tribe、Materiaをはじめ、25以上のレーベルから100曲以上を発表。Samy Guediche、Dr Sam名義のほか、テック/エレクトロハウスのプロジェクト BeatKrush でも活動しています。
ライブは世界500公演以上。東京、ブラジル、メキシコ、Burning Man、スイスアルプス、アゾレス諸島、イスラエル、オーストラリア、モロッコなどでプレイしてきました。出演したフェスティバルには、ドイツのPsychedelic CircusやFull Moon Festival、Antares、Karnival Freaks、そして日本のNagisaなどがあります。Bliss、Painkiller、Azax Syndromといったアーティストが、影響を受けた存在として彼の名前を挙げています。
Nutek Records
2006年、Painkiller、Mekkanikka、DJ AmitoとともにNutek Recordsを共同設立しました。レーベル第1弾は、C.P.U.がコンパイルしたコンピレーション『Skydivers』(2006年7月)です。
同年Nutekからリリースしたアルバム『Discodelic』は、のちにブラジルで大きな人気を集めるエレクトロ・トランスの流れを生んだ作品とされています。2008年には同レーベルから『Eat It』を、その後デジタル配信限定のアルバム『CPU on Acid』を発表しました。音楽業界がデジタルへ移行し、EPが主流のフォーマットになると、Samyのリリースもそれに合わせて変化していきました。
東京、IDPS、そして教育
バルセロナ、アムステルダムを経て、現在は東京を拠点に活動しています。東京ではNutek Japanと、イベントを手がけるNutek Productionsを立ち上げました。
2011年にはDJ TsuyoshiとともにIDPS(International DJ and Production School)を共同設立し、DJとエレクトロニック・ミュージック制作の指導にあたってきました。これまでの受講生は100名以上。芸能事務所に所属するタレントの方々も、DJレッスンを受講しています。
レコード制作や教育にとどまらず、古代メキシコをモチーフにした、Steamで近日発売予定のビデオゲーム『Mictlan: An Ancient Mythical Tale』では、楽曲制作と音楽ディレクションの一部を担当しました。
アプローチ
大きなサウンドシステムで鳴るサイトランスは、ごまかしがききません。ヘッドホンでは問題なく聴こえたキックがフェスのシステムでは埋もれ、スタジオで迫力のあったベースが低域を濁らせてしまう。Samyの仕事は、まさにそうした問題を防ぐためにあります。
サイエンス
何を変えるかを決める前に、まず信号で何が起きているのかを理解する。エンジニアならではの視点です。
スタジオ
30年以上にわたるレコード制作と、そこで磨かれた判断力。
ダンスフロア
500公演以上の経験から、すべての判断を本物のサウンドシステムでの鳴り方に照らして確かめます。
規律
詠春拳(Wing Chun)を熱心に修練するSamyが大切にしているのは、正確さと無駄のない動き。ミックスでも同じく、すべての処理、すべてのバスに理由があります。
ひとつの耳を、3つのかたちで
PSYPROD Studio
フルミックス、ステムミックス、マスタリング、アレンジ、オーディオ・コンサルティング。マスタリングの実績には、国内のMatsuri Records、604 Recordsなどがあります。
PSYPROD Academy
音楽制作・DJのマンツーマンレッスン、楽曲フィードバック、コース。オンラインまたは東京で、英語・フランス語・日本語に対応します。
PSYPROD Audio
同じ判断基準から生まれるAU/VST3プラグイン。第1弾のウェーブテーブル・キック・シンセ DaKick は、現在プライベートベータ中です。
主なディスコグラフィー
Biodegradable『Phazer』
Acidance Records · 2002
CPU『Central Processing Unit』
3D Vision · 2003
CPU『Computer Error』
3D Vision · 2004/05
CPU『Discodelic』
Nutek Records · 2006
CPU『Eat It』
Nutek Records · 2008
CPU『CPU on Acid』
Geomagnetic Records(デジタル配信) · 2010年頃
Samyからのメッセージ
私がずっと追い求めてきたのは、頭の中で鳴っている音と同じくらい、フェスのシステムでも力強く鳴るトラックです。濁った低域、埋もれるキック、音量を上げると崩れるミックス。どれも、自分の作品で何度も向き合い、解決してきた問題です。あなたのトラックをミックスするときも、レッスンをするときも、プラグインを設計するときも、何十年もかけて身につけたことをお伝えしています。ぜひ、あなたの音楽を聴かせてください。大きなシステムで戦えるサウンドに、一緒に仕上げましょう。
— Samy
一緒に始めましょう
楽曲を送る、レッスンを予約する、イベントについて相談する。どれでもお気軽に。